辻仁成さんの本です。
辻さんが作家、音楽活動をされていて、息子さんと暮らしていらっしゃる
ことは、BSのドキュメンタリーで知りました。
この本はシンプルな格言集のような形になっています。
息子さんに対して呼びかけるようなスタンスで書かれています。
辻さんの人生経験がシンプルで深い言葉となっていて、引きつけられます。
何が幸せなのか、どうすればそこに近づけるのか、ということがテーマ
なのかなと思います。
以前テレビで見た時も、パリでの息子さんとの暮らしが辻さんの優しさ、
息子さんへの愛情があふれていて、涙が出ました。
強さを誇示したり、無理強いをせず、自分に正直に、自然体でいて、
少しづつ幸せに向かっていく。
でも決してあきらめない。
この本にテレビで見た辻さんの思いが感じられました。
シンプルな短い言葉にたくさんの思いを乗せることができるんだなと
思いました。